ディフェンスは基本姿勢のキープが上達の第一歩
ミニバスケットボールでシュートの他に大事なテクニックがディフェンスです。
何故なら、ディフェンスが勝ち負けを決めるからです。
小学校のミニバスの段階では、何よりもまずディフェンスの基本姿勢を作れることが大切です。
どのような動きをする場合でも、必ず基本姿勢を作ってから動いていくように指導すること。
ディフェンスの基本姿勢(スタンス)はオフェンスの時よりも低い姿勢で、膝を曲げて腰を落とし、その腰の上に上半身を真っすぐに乗せ、足は肩幅より広げ、膝を柔らなく使って瞬時に動けるようにします。
良くオフェンスは能力、ディフェンスは気持ちとだともよく言われます。
オフェンスはもって生まれた能力が関係することもありますが、ディフェンスは能力に関係なく練習すればするほど身につき、上達していくということの表れでしょう。
これは最後まであきらめない精神面のことと捉えがちですが、粘りは気持ちだけで解決できる問題ではなく、粘りを発揮するには技術が必要です。
個人が発揮する粘りには、オフェンスはもちろん、相手と競い合いに強くなる技術だったり、ディフェンスにおいてもしっこくくっていて離れないなどの技術が欠かせません。
例えば、ルーズボールが良い例でしょう。
ボールがただ転がってくるのを待っていてもボールは取れません。
相手が取れないように、自分の身体をしっかり相手に入れることによって、よりルーズボールが取れるようになるわけです。
ルーズボールを粘って自分たちのものにすれば、そこから速攻も出やすくなるだろうし、何よりチームに活力が生まれ勢いが出てきます。
やはり、ミニバスの強いチームはオフェンスはもちろん、ディフェンスにも粘り強さがあります。
ミニバスで全国制覇した強豪クラブのような粘り強いチームを創りたいなら、強い気持ちと粘ることを技術として楽しみながら選手ができるように指導していくことが必要でしょう。
それにはまず、自分のマークしている選手がボールを持っていなくても、つねに基本姿勢をキープし、いつ自分の近くにボールがきてもいいように構えておくことがディフェンス上達への第一歩です。